■生活習慣病  糖尿病薬物療法

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薬物療法<経口糖尿病薬療法>

薬物療法はあくまでも補助療法である。


物療法には,大きく分けると経口糖尿病治療薬療法とインスリン療法の2つがあります。糖尿病の治療の中で薬物療法はあくまでも補助療法です。食事療法,運動療法で血糖のコントロールが不十分な場合に開始されます。

 確かに、肝臓の障害により絶対的なインスリン不足であるT型糖尿病の場合はインスリン注射は欠かせません。だからといって食生活が不摂生であると、注射すべきインスリン単位(量)をコントロールするのが困難になります。
 経口糖尿病治療薬 1
糖尿病は簡単にいえば、「インスリン足りない病」ですが、経口薬ではインスリンそのものを補充することは出来ません。経口薬の役割は、インスリンの分泌を促進する、糖の吸収を遅らせて食後の血糖値の上がり方をゆるめる、インスリンの効き目を良くする等、現状のインスリンを効率よく利用するために用います。
スルホニル尿素系(SU剤)
作用 膵臓のβ細胞に作用してインスリンの分泌を促す
服用時点 食前又は食後
副作用・注意 ・低血糖症状 --対策---> 常に砂糖・アメ等を持参
・併用薬に注意!
 SU剤の効き目UP(低血糖になる)
  サリチル酸剤(アスピリン他)
 SU剤の効き目DOWN
  副腎皮質ホルモン(ステロイド)、利尿薬、
  インドメタシン等

<薬局などでもらえるお薬手帳を活用しましょう>
市販薬でも別の病院で処方された薬でも、飲みあわせをチェックしてもらえます。病院・薬局に行かれるときは常に持ち歩きましょう。
一般名 商品名
トルブタミド アルトシン Artosin(山之内)
 錠:500mg
ジアベン Diaben(中外)
ブタマイド Butamide(富山)
 錠:250・500mg
ヘキストラスチノン Hoechst Rastinon(アベンティス)
 錠:500mg 末
インシランゲD,ヂアベトース1号
クロルプロパミド アベマイド Abemide(小林化工)
 錠:250mg
アセトヘキサミド ジメリン Dimelin(塩野義)
 錠:250・500mg
グリクロピラミド デアメリンS Deamelin・S(杏林)
 錠:250mg
トラザミド トリナーゼ Tolinase(住友-P&U)
 錠:100・250mg
グリベンクラミド オイグルコン Euglucon(ロシュ-山之内)
ダオニール Daonil(アベンティス)
 錠:1.25・2.5mg
エントレゾン,オペアミン,クラミトン,グリピナート,セオグルミン,ダムゼール,パミルコン,ブラトゲン,ベンクラート,マーグレイド
グリクラジド グリミクロン Glimicron(大日本)
 錠:40mg
キョワクロン,クラウナート,グリミラン,グルタミール,ダイアグリコ,ファルリンド,ベネラクサー,ルイメニア
グリメピリド アマリール Amaryl(アベンティスファーマ)
 錠:1・3mg
スルホンアミド系
一般名 商品名
グリブゾール グルデアーゼ Gludiase(協和発酵)
 錠:125・250mg
オイゼン
速効型インスリン
分泌促進剤
作用 膵臓のβ細胞に作用してインスリンの分泌を促す
服用時点 食直前(10分以内)
副作用・注意 食前(30分前)では食事前に低血糖症状発現
・併用薬に注意!
 SU剤の効き目UP(低血糖になる)
  サリチル酸剤(アスピリン他)
 SU剤の効き目DOWN
  副腎皮質ホルモン(ステロイド)

<薬局などでもらえるお薬手帳を活用しましょう>
市販薬でも別の病院で処方された薬でも、飲みあわせをチェックしてもらえます。病院・薬局に行かれるときは常に持ち歩きましょう。
一般名 商品名
ナテグリニド スターシス Starsis(山之内)
ファスティック Fastic(アベンティス)
 錠:30・90mg
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