腰痛は、内臓や背骨の病気が原因で起こる
腰痛は、さまざまな原因で起こりますが、内臓の病気で起こるものと、背骨に原因があって起こるものに、大きくわけることができます。 腰痛の原因となる内臓の病気には、腎臓結石や尿管結石、婦人科の病気、大動脈瘤、悪性腫瘍などがあります。
また、腰痛をともなう背骨の病気には、椎間板ヘルニアや骨粗鬆症、腰部脊柱管狭窄症、変形性脊椎症などがあります。
このように、原因がはっきりしていればいいのですが、背骨が原因で起こる腰痛の場合、自分では思いあたるふしがなく、検査をしても、はっきりとした原因がすぐにはわからないことがあります。
背骨は、一本の長い骨のように考えがちですが、実は椎骨と椎骨との間には、椎間板という柔らかい組織があり、この椎間板がクッションの役目を果たして、運動による衝撃などを和らげているのです。この椎間板の中心は柔らかい組織ですが、周囲は強靱な組織で囲まれています。この強靱な組織に何らかの原因で裂け目ができると、腰痛の原因となります。
人間の身体を支えている背骨は、椎骨と椎骨版が連続的に積み重なる構造と穏やかに、s字状にカーブすることで、外部からの衝撃や体重の負担を和らげているのです。
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