■生活習慣病 腰痛

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治療よりも、予防することが大切


 

いわゆる「ギックリ腰」のように、急に強い痛みが起こった場合、安静にすることが第一です。
その上で、痛む場所を冷やします。
さらに、現代医学では、痛み止めの注射や内服薬を使用します。
しかし、これはあくまで対症療法にすぎず、長期間にわたって投薬されることはありません。
むしろ、生活習慣を改善して、進行や再発を防ぐことに重点がおかれます。
例えば、太りすぎは腰に負担をかけるため、脂肪分の多い食べ物はなるべく避け、体重を調整することが大切です。
また、タバコを吸うと、血管が収縮して筋肉の血のめぐりが悪くなるので、腰の筋肉にも悪い影響が及びます。
ストレスの多い生活も、太りすぎなど、からだのバランスをくずす原因になりますので、改善することが大切です。
また、腰痛というと、毎日のように牽引治療を受ける人がいますが、歪んでしまったカーブは、ひっぱってもなかなか元にもどりません。
やはり、ふだんから筋肉を鍛えておくことが一番の早道です。

腰に負担をかけない家具を選ぶ

背骨の自然なカーブを保つためには、ベッドや椅子など、家具にも気をくばる必要があります。
例えば、ベッドは、腰が沈むことがないよう、柔らかすぎないものを選びます。
また、横ばいになったり、横をむいてひじ枕をするなど、無理な姿勢を長時間とらないようにします。
椅子の高さは自分の足に合わせます。
また、背もたれの角度は、直角よりも少し後ろに倒れるくらいがいいでしょう。
きちんと奥まで腰掛けることもたいせつです。

 


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