農薬の毒性・健康被害にもどる
t10905#北海道静内町:サクラの薬剤散布で馬が有機リン中毒に#00-12
 町営の特別養護老人ホームでの害虫駆除で45人の健康被害者が出した北海道静内町で、こんどは、サクラ並木の薬剤散布により、競争馬が中毒になるという事故が起こりました。
 7月末から8月にかけてのことですが、同町職員がモンクロシャチホコ駆除のために散布した有機リン系殺虫剤が飛散し、近くにある軽種馬牧場で飼育されていた馬8頭が中毒症状を示しました。このため、町は、損害賠償として、490万円を支払うとのことですが、老人ホームの方は、どうなったのでしょう。巻頭記事にあるように、農水省は農薬であるDDVP製剤を害虫退治に用いたことに対して、農薬取締法でいう適用外使用の範疇に入らないため、北海道に対応をまかせたとしました。
 事故を起こした散布業者北海道防疫燻蒸社は、農林防疫業/道登録建築物ねずみ昆虫等防除業/道登録建築物空気環境測定業の肩書きをもっており、下駄をあずけられた道庁がどう対応しているか問いただしたいと思います。
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作成:2000-12-20