■生活習慣病  高血圧と肥満

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血圧とは、「血液が流れる時に、血管にかかる圧力」のことです。「階段の上り下りで息が切れ、ハーハ一昔しくなる。」
 そんな経験は誰もがあると思いますが、客観的に見ても、太っている人が普通の人に比べて息を荒くする機会が多いのは認めることが出来るはずです。
 体重によって血液の量は異なってきます。当然、肥満者の血液量は通常より多くなります。 しかし、心拍数はさほど違いはありません。ということは、「同じ心拍数の中で、普通より多い血液量を送るためにはどうすればいいですか?」とおっしゃる人も出るはずです。
 そう、1回の心拍出量を増やさなければならないのです。オモイッキリ送り出さねば流れないからです。心拍出量が増えれば、血管にかかる圧力はおのずと多くなります。 悪いことに、血液中の脂質も増えているのですから、血液そのものもドロドロして流れにくい状態です。 その上に、体脂肪が多く血管を圧迫しているのですから、通り道も狭くなりがちの肥満者にとって、通常何気ない行動ですら、息苦しさを覚えることが多くなるわけです。 また、血圧の上昇だけにとどまらず、いかに心臓に負担がかかってし まうかは明らかです。

 
 この中で、内臓脂肪の蓄積が次の2つを誘発することがわかります。
@心拍出量が増加します。
Aインスリンの抵抗性が強くなります。
 これらが、血圧を上昇すると同時に、糖尿病・高脂血症・動脈硬化症の発症に大きく関わってくるのです。
 高血圧は、間違いのないダイエットで内臓脂肪を減らすことが大変効果の高い治療法といえます。
 食事量がある程度制限されることで、塩分(ナトリウム)量も抑えられるため、高血圧には、早期効果が期待できることでしょう。
 

 米国フラミンガム研究所の疫学的調査によって、高血圧が動脈硬化を基礎とする心臓・脳血管障害などの循環器系疾患の重要な危険因子であることが明らかにされました。
 普段の血圧(拡張期血圧)が5〜6mHg低いと、脳卒中の発症率は35〜40%、冠動脈疾患の発症率は20〜 25%低くなることが認められています。肥満と高血圧には強い関連があり、すべてではありませんが、ほとんどの研究で体重の減少により血圧が下がると認められています。 
 研究結果の平均ですが、体重が3kg減ると、血圧は7/4mmHg低下する計算になります。たった3kgの減量で、脳卒中では35〜40%、冠動脈疾患においては20〜25%のリスクが回避できるのです。これでは、肥満を伴なう高血圧の方は痩せないわけにはいきませんね。10kg、20kgとはいいません。1カ月で3kg落としてみてください。 
  今までにない経験ができると思います。
 
血圧の上昇が、直接動脈硬化の発症・悪化につながります!

 高血圧に伴なう刺激(血管を傷つけるなど)のほか、アンジオテンシンU、酸化LDLコレステロールなどの液性因子の多くが、血管内皮細胞を傷つけたり、平滑筋細胞を増やしたりして血管を動脈硬化へと導きます。 これらの因子の中でも、平滑筋増殖因子であり、かつ強力な血管収縮物質であるアンジオテンシンUが血管平滑筋細胞の肥大・増殖の中心的役割を果たしています。
 ここで、なぜアンジオテンシンUの強力な血管収縮作用により、血管が動脈硬化を起こし、内部が細くなるかを簡単に説明しましょう。
 筋肉は、必要以上の負荷をかけると、太く、大きくなることはご存知と思います。それと同じことが「血管筋肉にも起こっている」と考えれば分かりやすいと思います。つまり、アンジオテンシンUによって、無理やり血管平滑筋が伸ばされたり、収縮されたりしていることになります。
 そして、いつのまにか血管筋肉が太く、大きくなり、血管が狭くなってしまうのです。
 ここで注目したいサプリメントがACEペプチドです。
 ACEペプチドは、アンジオテンシンUをアンジオテンシンTから変換して作り出す酵素ACE(アンジオテンシンT変換酵素)を阻害して、強力な血管収縮物質であるアンジオテンシンVを生成させない働きをします。
 

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