●心筋梗塞の軽い段階
狭心症
心筋梗塞の軽い状態。血管が狭くなってい ても、ある程度血液が流れているうちは痛みはありません。しかし、何らかの負荷が加わると、胸痛などの発作を起こします。
発作が起きたら、いちばんラクな姿勢で安 静にしていること。狭心症で死ぬ心配はありませんが、この段階できちんと専門医の診断の痛みと治療を受け、生活も改善することが、心筋梗塞へと進むことを防ぎます。
【原因】
動脈硬化によって血管が狭くなっているところへ、急いで歩く、坂道や階段を上る、重い荷物を持つ、会議、入浴などの負荷がかかって血液が減り、発作を起こすもの。 |
【症状】
胸の中央からのどにかけて、あるいは左胸を中心に、締めつけられるような、圧迫されるような痛みが数十秒から数分続く。胸やけ、左腕のしびれ、歯や舌・あごの痛みをともなうこともある。 |
【対応】
痛みが治まっても必ず専門医を受診する。狭心症と診断されるとニトログリセリンが与えられるので、常に携帯し、発作が起こったら服用して痛みが治まるのを待つ。
抗狭心症薬の服用と軽い運動で、狭くなった血管にバイパスができるのを促す。 |
【予防】
タバコをやめ、酒は減らし、太りすぎていれば体重を減らす。過労やストレスは発作の誘因となるので、ストレス解消・気分転換を心がける。運動不足に注意し、高血圧、糖尿病は治療する。 |
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