■生活習慣病  心臓疾患

Next

 

心臓肥大


 心臓は、そのほとんどが心筋という筋肉でできていて、酸素と栄養分が供給されていれ
ば、自分自身でいつまでもトクトクと動き続けています。大きさは、その人の握りこぶしほどで、重さは成人で200〜300グラムです。この小さな心臓はたいへんな働き者で、畳も夜も休むことなく拍動(拡張と収縮)を続け、1口に約7、200リットル(1リットル入りの牛乳パックで7、200本分)もの血液を送り出しています。まさに偉大なるポンプというべきでしょう。
 ところが、ある種の心臓病になると、心臓は正常な状態より一まわりも二まわりも大き
くなってしまいます。これを「心臓肥大」と呼んでいます。心臓肥大は、厳密には肥大と
拡張の二つに分けられますが、どちらも長期間、心臓にむりな負担がかかったために起こ
るものです。心臓肥大が起こるおもな病気には、心臓弁膜症や先天性心臓病、心不全、高血圧、心筋症、慢性肺疾患(肺気腫)などがあります。
 自分の心臓の人きさを知ることで、そうした心臓の病気をチェックすることが可能です

Home