■生活習慣病  食事療法

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適量をバランス良く


食事療法とはいえ糖尿病の人だけに特別な料理を作るのでは、調理に当たるヒトの負担が大変です。糖尿病の食事はバランスのとれた健康食ですから、家族全員が同じものを食べれば全員が健康になれるでしょう。
 健康な人は糖尿病食を基本に主食の量を増やしたり、おかずをもう1品加えたりして調整します。

    一日3食
      まとめ食いは、一度にたくさんのインスリンが必要になり、膵臓に負担をかけます。

    野菜は毎食
      生野菜なら両手に一杯程度。火を通した物なら片手に一杯。野菜に含まれる
       食物繊維は、食後、血糖が急激に上がるのを抑えてくれます。

    主食は適量に
      ご飯だけが血糖をあげるわけではありません。主食を減らしすぎるとおかずを
       食べ過ぎたり、間食が増えたりしますので、注意が必要です。

    副食(魚・肉・卵など)は1食に一皿
       ご飯より、おかずを食べ過ぎている人が多い物です。副食は1食一皿にして、
        種類を毎食変えましょう。

    牛乳・果物は飲みすぎないように
       一見軽そうでも、カロリーは決して低くありません。また、食事といっしょにとる
       より、間食としてとったほうが血糖値は上がりにくくなります。

    油を使った料理は1日2食まで
       油は非常に高カロリー、油料理の数を抑えて、取りすぎをふせぎます。

薄味にする調理の工夫

新鮮な旬の材料を使う 新鮮な材料を使えばその食品の持ち味でおいしく食べられます。鮮度が落ちたものでは濃い味付けにしないとおいしくありません。
酸味を生かす 酢もたくさんの種類が出ていますから、米酢、果実酢、ワイン酢等を使い分けたり、レモン、ユズ、かぼすなどの柑橘類の絞り汁を利用しましょう。
香辛料や香味野菜を活用する 今ハーブ料理が盛んですが、ショウガ、からし、わさび、山椒、しそ、ネギなど、日本の香辛料や香味野菜も積極的に活用してみてください。
だしをしっかりとる 鰹節、昆布、煮干し、椎茸などでしっかりだしをとったり、鶏ガラや豚骨でスープを煮出したりすれば、手間をかけたっだけおいしさは格別。薄味でもおいしく満足できます。

   続いて外食時、アルコールやおやつのポイントをみてみましょう。---->次へ

 


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