室内汚染・シロアリ駆除剤にもどる
t10208#アメリカ:クロルピリホス禁止キャンペーンはじまる#00-05
アメリカの科学者や環境保護団体が、ダウ・アグロサイエンスが製造販売している有機リン剤クロルピリホス(商品名ダーズバン)の厳しい規制をもとめて、キャンペーン運動を展開しています。
科学者たちはデラニー条項にかわるFQPA(食品品質保護法)に基づき、農業用のクロルピリホス使用を大幅に減らすこと、居住家屋や学校、子供の保護施設でクロルピリホスの使用を禁止することを求めた手紙をEPAに送りました。
彼らは、また、発達途上にある乳幼児や子供に対するクロルピリホスの神経毒性を評価して、農作物の残留基準算定の元になる安全係数をEPA提案の現行3分の一でなく10分の一に強化すべきとしています。
以前から子供に対する農薬の影響を警告してきた環境保護団体EWG(てんとう虫情報96号を参照)はクロルピリホス禁止運動のための新たなホームページも開設し、この薬剤の問題点や学校・一般家庭で起こった事故例などを紹介しています(Bandursban.org)。
私たちは、すでに97年にクロルピリホスのシロアリ防除剤としての使用禁止をもとめて、行政当局やダウエランコ・ジャパンをはじめとする関係団体に要望書を提出しましたが、その後使用量は減少しているものの、いまだ使用規制に致っていません(てんとう虫情報66号と68号参照)。
アメリカでのキャンペーンに合わせて、誰か私たちの運動記事を英訳してもらえる人いませんか。
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作成:2000-05-28