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デング熱・蚊対策に、ウエストナイル熱の教訓を生かそう

世の中をにぎわしているデング熱は、感染症予防法の分類では、ウエストナイル熱と
同じ4類感染症です。2000から2005年に後者が問題になった時の記事や蚊対策のパンフ
などを教訓にすれば、パニックになることもありません。

ウエストナイル熱関連の記事リスト  
厚労省のWNV関連通知   資料集「脱農薬Ж蚊対策のすすめ」は下へ
記事番号 タイトル 発行年月
t16804 厚労省のウエストナイル熱の媒介蚊対策ガイドラインの撤回を要望〜MPPの使用自粛だけではダメ 05-08
t16507 日本鳥学会がウエストナイルウイルス媒介蚊対策ガイドラインの改定を求める 05-05
t15603 ウエストナイル熱、媒介蚊対策はどうなった 04-08
t14701 感染症予防法改定とウエストナイル熱−媒介蚊対策で殺虫剤散布命令が可能に 03-11
t14303 西ナイル熱対策の航空機での殺虫剤散布−当局の指示に従うと航空会社回答 03-08
t14203 西ナイル熱媒介蚊対策ガイドライン反対−配布先の都道府県に要望/厚労省の航空機への殺虫剤散布指導に抗議の要望と質問 03-07
t14101 厚生労働省の西ナイル熱対策ガイドラインに抗議〜蚊対策として薬剤散布を奨励・空中散布まで検討 03-06
t11107 ニューヨーク:西ナイル脳炎対策のスミスリン散布と州法 01-02
t09606 アメリカ:学校での農薬使用規制と西ナイル脳炎 99-11
蚊取り剤、虫除け剤 ディート関連記事
t11603 反農薬アドバイス12:虫よけ剤ディートはだいじょうぶ? 01-07
t16803 厚労省:虫除け剤ディートを6ヵ月以下の赤ちゃんに使うなと規制予定〜目に余る殺虫剤・虫除け剤等のテレビCM 05-08
t16901 厚労省が虫除け剤ディートの使用方法変更の指導を通知−気になる神経毒性については業界に追試を求める 05-09
t24603 2010年度の家庭用品吸入事故970件 ワンプッシュ蚊取り等が前年約3倍〜厚労省の健康被害病院モニター報告より 12-02
t24903 有機リン剤DDVP、すべて農薬登録失効〜衛生害虫駆除用などで、しぶとく生き残らせてはならない 12-05
t25206 今年の殺虫剤コマーシャルより〜殺虫剤入り衣料と忌避剤 12-08
t25306 バポナ(DDVP)の広告で、厚労省が改善要請、虫コナーズなどは野放し 12-09
t26201 虫除け剤3メーカー(アース、キンチョー、フマキラー)に質問〜肝心な点は「社外秘」でデータを出さず 13-07
t26306 虫除け剤は、昆虫を苦しめるだけではありません〜メーカーへのアンケート結果をもとに、省庁への要望書 13-07
t27609 国民生活センターがワンプッシュ式蚊取り使用で注意喚起〜噴出時の暴露によるが被害が多い 14-08

〜厚労省の殺虫剤主体のウエストナイル熱対策批判〜

●資料集「脱農薬Ж蚊対策のすすめ」

<03-09発行、A4判 38ページ、品切れ>

PDF版ダウンロードはこちら

反農薬替え歌の頁より、鏡音リン・レンが歌う

夏は蚊帳  殺虫剤に明日はない

蚊取りばやし〜あき缶捨てるな


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ウエストナイル熱対策として、厚労省の出した殺虫剤偏重の媒介蚊対策ガイドラインを
批判し、殺虫剤以外の蚊対策を模索するものです、本来なら、このような対策こそ、
厚労省が作るべきですが、待っていても間に合いません。とりあえず、こういう方法が
あるということだけでも知らせるべきと思い、拙速とは思いつつ臨時増刊「てんとう虫
情報」144号として発行します。読者の皆さんからのアイデアや意見をお待ちしています。
    目     次
<第1部>
日本中に殺虫剤の霧がまう? 厚労省のガイドライン批判
 1−1、ウエストナイル熱とは
   ★病気よりパニックがこわい
   ★周囲10キロに殺虫剤を撒けと
   ★感染しても80%が無症状
   ★監視するという分類の4類感染症に指定
   ★ウイルス持ちの蚊に刺されると感染
 1−2、ガイドラインにある主な薬剤の毒性、被害例
   ★ガイドラインが推奨する蚊駆除剤
    表 蚊対策用殺虫剤リスト
   ★有機リン系殺虫剤の毒性
   ★アメリカ・ヨーロッパの有機リン剤規制の動き
   ★ピレスロイド系殺虫剤の毒性
   ★昆虫成長阻害剤(IGR)の毒性
 1−3、忌避剤のディートの毒性
   ★CDC(アメリカ疾病防止センター)の使用上の注意
   ★カナダでの規制
 1−4、殺虫剤の使用と蚊の抵抗性
   ★新宿の蚊の場合
   ★成田空港の蚊の場合
   ★殺虫剤抵抗性対策
   ★アメリカでの防止策
   ★殺虫剤で蚊を進化させるな
<第2部>
アメリカの失敗と反省
  −成虫への殺虫剤散布から発生源・幼虫対策・個人防除へ
 2−1、アメリカでのウエストナイルウイルスによる被害推移
    表1 ウエストナイルウイルスの被害推移
 2−2、アメリカでのWNV蚊駆除処理による人体被害等
    表2.蚊駆除殺虫剤別年度別関連疾患のあった人数
    表3.蚊駆除殺虫剤別疾患程度別人数
 2−3、アメリカのCDCの2001年ガイドライン
 2−4、アメリカの環境グループの批判と勧告
   ★薬剤の危険性
   ★有効性がない
   ★ウエストナイルウイルス流行は致死的な流行ではない
   ★運動体の勧告
 2−5、アメリカの自治体の対応
   ★ニューヨーク市では、殺虫剤散布がつづくが
   ★成虫蚊対策の殺虫剤散布を止める自治体も
   ★リンドハースト市(アメリカ)の殺虫剤散布禁止条例
  <参考>ワクチン等開発の動き
<第3部>
薬剤に頼らない蚊対策−蚊の生態と発生源を狙え
 3−1、身近な蚊の生態 敵を知り己を知れば百戦闘うも危うからず
   ★日本には約百種が生息
   ★孵化して10日ほどで成虫に
   ★蚊柱はオスばかり
   ★蚊の冬越し
   ★天敵
 3−2、脱農薬の蚊対策へ−基本は不必要な水たまりをなくすこと
   ★厚労省がすすめる防除の基本
   ★発生源対策
   ★雨水ますでの対策
  <参考>その他実施されている対策
<第4部>
私の蚊対策−試してみました
 4−1、個人的な蚊の防除の基本
   ★物理的対策の王者=網戸・蚊帳
   ★蚊帳を愛用しています
   ★マラリア蚊対策に殺虫剤入り蚊帳援助
   ★防蚊服?「スコーロン」
 4−2、成虫蚊の対策
   ★成虫蚊の捕集法
   ★蚊を吸い込む
   ★蚊はうちわでたたく
   ★危ない電撃蚊取り
   ★蚊遣(かやり)と蚊取り線香
   ★子どもに持たせてはならないディート入りの忌避剤
 4−3、カナダ、アメリカで検討されている忌避剤オルタナティブ
   ★昆虫忌避剤の効果の比較
    表 昆虫忌避剤の有効(保護)時間
   ★代表的な忌避剤商品












作成:2003-09-03、更新:2014-09-09